社会人になると出会いは少なくなりがちですが、職場に気になる異性がいる方も多いのではないでしょうか。実際、職場は恋愛に発展しやすい環境であり、多くのカップルが社内恋愛を経て結婚に至っているという現実もあります。
しかし、社内恋愛にはいくつかの大きなリスクが待ち構えているも知っておきたいところです。社内恋愛は失敗だけでなく、仮に成功してもリスクが潜んでいます。どのようなリスクがあるかを具体例も交えて紹介していきたいと思います。
まず最初に社内恋愛が生まれる兆候についてお伝えします。
社内恋愛の兆候の具体例
社内恋愛ではあなたに好意を持っている異性が、いろいろなアプローチや匂わせ行為をし始めます。しかし、そのことに気づかず、チャンスを逃してしまうこともあります。そうならないために、職場で好きな異性にだけ取る行動を紹介します。あなたのまわりにこのような兆候を見せている人がいないか思い返してみてください。
1. 少し距離を取って同じ空間にいる
職場では要件がないと、直接話したり接することがなかなかありません。ただ好意がある人には、用事がなくてもチャンスがあれば同じ空間にいようとします。距離感が近すぎると不自然だったり恥ずかしさもあるので、少し距離を置いた位置であることが多いです。就業開始前や終了直後、またランチや休憩の時など、あなたの近くにいることが多いならそれは意図的かもしれません。
2. こっそり差し入れをくれる
職場の異性があなたにこっそり差し入れをしてくれたら、それは高確率で好意の表れです。差し入れの内容は重要ではなく、特定の人にだけこっそり差し入れをすることがポイントなのです。おやつだったり、旅行のお土産だったり、あなたにだけこっそりくれる人がいれば、社内恋愛のチャンスがあるかもしれません。
3. 一緒に帰ろうとする
仕事が終わって帰る時に、いつもエレベーターや電車で一緒になる人はいませんか。それは偶然を装って一緒に帰りたいと思っているからかもしれません。「途中まで一緒に帰ってもいいですか?」と言われたら、少しでも一緒にいたいという気持ちの表れです。
4. 業務とは無関係の連絡をする
職場の業務とは無関係の連絡が来たら、それは好意の表れかもしれません。日常の他愛もない内容やトピックスを、あなたと共有したいということです。何度も連絡が続くようなら、あなたとのやり取りを楽しんでいる証拠なので、その人の普段の行動もチェックしてみてください。ここまで紹介した兆候が見られるかもしれません。
5. 頻繁に視線を送る
職場でよく視線を感じ、顔を上げたら同じ人と目が合うことがありませんか。それはあなたに好意を持っているサインです。目が合った後に視線をそらす場合も、あなたのことを意識している証拠です。これは学生時代と同じ感覚で、好きな人をつい目で追ってしまった経験はあなたにもありますよね。
6. 仕事を手伝ってくれる
忙しいときや残業のときに仕事を手伝ってくれる人がいたら、それはあなたに好意を持っている可能性があります。話すきっかけを作りたいと考えているのかもしれません。あなたも好きな人が残業してたら、手伝うのは苦にはならないですよね。もちろん職場の助け合いで手伝ってくれるケースもありますが、ここまでの兆候も踏まえて判断材料にしてください。
ここまで社内恋愛の兆候についてお伝えしてきました。こんな兆候があれば社内恋愛に発展する可能性は高いといえます。ただ、社内恋愛には、いくつものリスクがあります。どのようなリスクがあるか、紹介していきますね。
社内恋愛に失敗した具体例
【仕事後にはぐったりする日が続いています】
=28歳・女性・事務職=
職場の上司と2年間付き合っていましたが、彼に他に好きな人ができたと言われ、別れることになりました。別れてからも毎日職場で顔を合わせなければならず、非常につらい思いをしています。しかし、仕事自体は慣れているし条件も良いので、辞めたくありません。社内恋愛は周囲には気づかれないようにしていたので、同僚たちには知られていません。ただ彼の前でも無理に明るく振舞っているため、仕事後にはぐったりしてしまいます。彼を忘れるためにはどうしたら良いのか分かりません。
【公私混同がひどすぎる】
=26歳・男性・営業職=
職場の同僚と交際を始めたものの、仕事とプライベートの区別がつかない人でした。同じ職場だったのですが、会議中に私的な喧嘩が持ち込まれたり、仕事の進行に影響が出たりしました。上司にも注意されましたが、改善されるどころかひどくなる一方。最終的には大きめのプロジェクトに支障をきたすまでになってしまいました。結局、別れることになったのですが、私は職場の雰囲気に耐えきれず転職することになりました。公私の区別がつかないことで、関係の破綻と仕事の支障を招く結果となったのです。
【嫉妬と不信感が原因の失敗】
=24歳・女性・IT関連=
5歳年上の職場の同僚Iさんと交際を始めましたが、Iさんはかなり嫉妬深い人でした。業務上私が他の男性社員と接することが多く、ランチミーティングなども頻繁に参加していました。Iさんは次第に嫉妬と不信感を抱くようになり、男性社員と二人で打ち合わせするたびに疑念を深めていったようです。やがて、Iさんは私に対して不信感をぶつけるようになり、二人の関係はぎくしゃくし始めました。最終的に度重なる喧嘩が原因で二人は別れることになり、職場の雰囲気も悪化しました。嫉妬と不信感が関係を壊し、仕事にも悪影響を及ぼした社内恋愛となり、もう二度と経験したくありません。
【社内に元彼が何人もいた】
=32歳・男性・広報担当=
私が社内恋愛をしていた2歳年下の彼女は、明るくて魅力的な人で結婚も考える真剣交際でした。しかしある日、同僚たちが集まる飲み会で、彼女の元彼の一人が酔った勢いで「彼女と昔、交際していた」と話し出しのです。で、彼女と別れた理由が「元カレが職場に二人いた」ということだったのです。つまり私は、彼女にとって職場での4人目の彼氏ということになります。その場は冗談交じりで対応しましたが、そのことがきっかけで彼女と大喧嘩をしてしまいました。彼女は「過去のことなんだから気にしないで」と言いましたが、元カレの中には業務上でも接点が多い人もいて、私の中でスッキリしない何かが募り始めていきました。結果的にはその後すぐに破局したのですが、社内では4番目の彼氏として陰でアレコレ噂されていたみたいです。今となっては結婚しなくて良かったと思っています。
社内恋愛はやめとけ!の理由とは
社内恋愛のメリットには、
- 出会いの機会が多い
- 時間を共有しやすい
- 身元が安心
- 共通の話題が多い
などがあります。社内恋愛は普段から顔見知りの身近な存在の異性との交際なので、その人の性格や働きぶりも理解したうえで関係を深めることができます。そのため交際してから「こんな人と思わなかった」とガッカリすることは少ないです。
その反面、破局してしまうと
- 同僚にプライベートを話されてしまう
- 職場の雰囲気に悪影響を与える
- 昇進や評価への影響
- 最悪、転職することに
などのデメリットもありえます。
また順調に交際を進めていても、
- 公私混同のリスク
- 元カレ/元カノが職場にいるリスク
- 職場での噂話のネタになるリスク
など、嫌なリスクが襲いかかってくる可能性があります。
このように「メリット」と「デメリット&リスク」のバランスを考えると、
【社内恋愛はやめとけ!】
という意見も納得です。
社内恋愛で結婚したカップルは多いですけど、失敗したときのリスクは計り知れなくオススメできません。
万が一、結婚してから過去の「社内での交際歴」が分かってしまったらどうします?
もちろん「そんなの平気!」なら問題ありません。
ただ、その元カレ・元カノが直属の上司・部下・同僚だったとしても平気ですか?
毎日顔を合わせる会社の同僚が自分の結婚相手と深い関係だったと思うと、私ならモヤモヤを感じてしまいます。
社内恋愛はいろいろなリスクがあるので、社外での出会いを求めることをオススメします。
社内恋愛はやめろ!という理由
- 失恋のダメージ
- 仕事への悪影響
- 職場の人間関係の悪化
- 転職の可能性
- 心のモヤモヤが消せない
男女関係が原因で仕事へ悪影響を与えたくなければ、上記の理由から社内恋愛や職場結婚は控えたほうがいいです。
出会いを見つける方法は他にもありますので、取り返しのつかないリスクを背負うことは避けましょう。