仕事をしていると、会社や職場に対していろいろな不満を感じてしまいますよね。
会社や職場が嫌になって、仕事を辞めた独身女性の退職理由TOP3は下記になります。
- 1位:給与・報酬が少なかったから(17.2%)
- 2位:会社の経営方針に不満を感じたから(14.6%)
- 3位:人間関係がうまくいかなかったから(11.7%)
- 3位:労働時間が長かった・休暇が少なかったから(11.7%)
*女性の退職理由(第2回21世紀成年者縦断調査)
どの理由も一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
では、詳細を紹介しつつ、対策をどうすればいいか考えていきましょう。
「職場辛い」「仕事辞めたい」と感じる時
【1位】給与・報酬が少なかったから(17.2%)
仕事を辞めたくなる理由の第1位は、「給料が安い」でした。
今の給料だと
「生活費だけでギリギリ」
なんて状態だと、その他に不満がなくても辞めたくなりますよね。
やっぱり欲しい物も買いたいし、将来のことを考えて貯金もしたいです。
それに友達の結婚祝いやスマホの故障など、イレギュラーな出費もありますし。
給料が安いとどうにもならないので、退職理由の1位なのも納得です。
ちなみにあなたの給料は、同年代の人と比較して本当に安いのでしょうか?
転職サイト「DODA」が発表している年齢別平均年収と自分の年収を比較してみましょう。
平均年収ランキング(年代別)
20歳~50歳まで5歳ごとの女性の年収平均は下記になります。
- 20歳:256万円
- 25歳:326万円
- 30歳:365万円
- 35歳:383万円
- 40歳:399万円
- 45歳:405万円
- 50歳:423万円
*doda平均年収ランキング
自分の年令と比較して、どんな感じですか?
あくまでも平均ですが、極端に下回っているとガッカリしちゃいますよね。
それと、この平均年収ランキングを見ていて、あることに気付きました。
女性って30歳を過ぎた頃から、急に年収が増えなくなるんですよね。
独身で働く女性にとって、収入が増えないのは致命傷です。
将来のことを考えると、貯蓄はしっかりとしておきたいですからね。
同年齢の男性と比較しても女性のほうが、収入はかなり低いのです。
平均年収ランキングをみると、女性が長く働くのはまだまだ大変だということがわかります。
【年収が低い場合はどうする?】 年収を上げるため手段としては、やっぱり「転職すること」が一番現実的な方法です。 今の仕事を頑張っても、急激に給料を上げるのは難しいです。 もちろん転職することに対して不安はありますが、現状を変えるには行動するしかありません。 例えば、こちらの「転職サイト」をみると、今の自分にどれくらいの価値があるのか分かります。 企業ごとに給与体系や業務内容もハッキリと書かれているので、どんな仕事があるのかチェックするだけでも最初のスタートとしては上出来です。 まずは情報収集からスタートしてみましょう。
【2位】会社の経営方針に不満を感じたから(14.6%)
経営方針が女性にとって不利な内容である会社って、まだまだ多いです。
- 女性管理職や女性役員がいない
- 女性は昇進が難しい
- 男女間で昇給に差がある
どんなに頑張っても女性というだけで不利になるのは、絶対に納得いきませんよね。
このような会社の場合、仕事においては「男性が上で女性が下」という雰囲気が蔓延していることも多いです。
そうなるとあとで出てくる「ハラスメント問題」もあったりするので、女性が長く働くには不向きな会社といえます。
【経営方針に不満を感じたらどうする?】 一番美しいのは、会社に直談判して経営方針を改めてもらうことです。 でも、ほとんどの場合で、うまくいくことはないでしょう。 そこで変わるようなら、もっと前から働きやすい職場だったはずですから。 直談判してもツラい目をしたり嫌な思いをして、結局は何も変わらないという最悪のパターンになりがちです。 経営方針はあまりにも大き過ぎるテーマなので、どうしても我慢できない場合は、やっぱり転職するのが現実的な方法となります。 スマホがあればかんたんに転職活動はできるので、
【3位】人間関係がうまくいかなかったから(11.7%)
給料や経営方針は良くても、社内の人間関係がしんどいと働くのがツライですよね。
逆に給料が多少安くても、社内の人間関係が良いから働き続けている人って以外に多いです。
それほど人間関係って、働くうえで大切な要素です。
人間関係が問題で仕事を辞める場合って、
- セクハラ、パワハラなどハラスメント行為に及ぶもの
- 地味にいじめられるケース
など、色々なパターンがあります。
私が経験したケースでも、いろいろなパターンがありました。
例えば、こんな感じです。
男性社員からのハラスメント
正社員として働いていたときは、正社員である男性社員からの当たりが強かったです。
昇進のライバルとして見られていたようで、仕事を頑張れば頑張るほど意地悪や嫌味が増えていきました。
私が個人的な事情で総合職から専門職へ変わったのですが、その瞬間から意地悪はパッタリと止みました。
もうライバルではなくなったようです。
その代わりセクハラ行為が増えて、パワハラがセクハラに変わっただけでしたけど。
女性社員からの意地悪
男性からのハラスメントよりもキツイのが女性からの意地悪でした。
変な噂話を広められたりとか、影で嫌味を言われたりなんてのはよくあることですよね。
女性グループから集団で意地悪されて、すぐに退職した子もいました。
基本的に気が弱いので、
「意地悪される自分にも問題があるんだろうなぁ」
とか思ったりもするのも、いろいろな意味でしんどいです。
上司からのパワハラ
これは最近ではかなり減っているようですけど、まだまだありますよね。
結局は会社側がパワハラをどれくらい問題だと思っているかで、対応が全然違ってきます。
会社によってはパワハラを訴えたほうが、逆にツライ目を見るケースもあります。
時代遅れのおじさまたちが仕切っている会社だと、正当性など関係ありませんからね。
【逆もしんどいパターン】
最近では、パワハラを意識しすぎた上司も逆にしんどいです。
自分がパワハラしてないかを気にし過ぎて、言葉遣いや指示があやふやになって、仕事に支障をきたす場合もあります。
仕事以外でも、変にご機嫌を取ろうとされるのもちょっと嫌です。
パワハラされるよりは全然マシなんですけど、普通に仕事がしたいです。
今はSNSの浸透やら各種ハラスメントで、職場の人間関係が難しくなってきています。
私はそんな人間関係がわずらわしくて、ついつい一人で行動しがちです。
社会的に「お一人様」が少しずつ認められてきているのは、嬉しい傾向です。
【人間関係の不満を解決するには】
・原因となる人の異動や退職を待つ
・自分が異動するのを待つか異動願いを出す
・自分が転職する
・ほとぼりが冷めるまでひたすら我慢する
・反撃する(これはオススメしません)
などの方法があります。
その職場で長く働くつもりだったら、つかずはなれずな距離感でほとぼりを冷ますのがいいかもです。
どうしても我慢できない状況が続けば、上司か人事部に相談するほうがいいでしょう。
人間関係が不満で転職した場合は、転職先でも同じケースで悩むことが多々あります。
どこの会社でも嫌な思いをすることはあるので、心身の健康を害するような状態でない限りは転職はオススメしません。
【3位】労働時間が長かった、休暇が少なかったから(11.7%)
人手不足の職場で働いていたときに「残業多い&休めない」という理由で辞める人が多かったです。
人が辞めても補充はないので、一人あたりの仕事量がどんどん増えていくという悪循環でした。
残業は増えてもサービス残業なので、給料が増えなくてやりきれませんでした。
そんな状態だから有給なんて取れるわけもなく、転職して別の会社で働いたときに
「有給たまっているから、早めに消化してくださいね」
と上司に言われてビックリしたことを覚えています。
会社によって勤務時間や有給消化などに対する考え方は、全然違います。
長く働きたいならば、働きやすい職場であることがとても大切だと身にしみて思います。
5位以下の退職理由はこちら
5位以下の退職理由はこちらになります。
- 5位:自分の希望する仕事ではなかったから(11.4%)
- 6位:契約期間が満了したから(10.2%)
- 7位:新しい仕事がみつかったから(9.5%)
- 8位:能力・実績が正当に評価されなかったから(7.5%)
- 8位:事業又は会社の将来に不安を感じたから(7.5%)
- 10位:健康がすぐれなかったから(7.1%)
独身女性が「職場が辛い・会社を辞めたい」まとめ
独身女性が「職場が辛い・会社を辞めたい」と思う理由は以上になります。
思い当たることばかりで、やっぱりみんな同じような悩みを持っているんだなぁと思いました。
今回の記事を書いて思ったのが、
「お金・人間関係・承認欲求」が満たされる職場なんてないんだな
ということでした。
我慢したり受け流したりしながら、なんとなくやり過ごすしていく感じが現実的なんでしょうね。
もちろん耐えきれない場合は転職するしかないですし、そのときは迷わず辞めるべきだと思います。
普段から
「もし退職したら、今の自分にはどんな仕事ができるのか?」
を知っておくと不安感はグッと減りますよ。
自分の価値がどれくらいかを知る方法は、こちらの転職サイトですぐに分かります。>>転職サイト